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    ID:
    30416
    年:
    2014
    月日:
    0508
    見出し:
    水辺の再生に向けて木製パネルで改修、若手の設計プラン
    新聞名:
    nikkei Bpnet
    元UR(アドレス):
    http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20140425/661029/?bpnet
    写真:
    【写真】
    記事
    2020年の東京五輪開催に向けて整備が進む臨海部で、地域の事業者が既存の建物の改修計画を進めている。
    設計者が提案したのは、木製スクリーンを使って建物の印象を変えるとともに、水辺に人を誘い出すプランだ  地域のブランドを高めることを意識したリノベーションプロジェクトだ  計画地は東京・東品川の天王洲運河沿いにある。
    まだ倉庫街の雰囲気がわずかに残っている場所だ。
    発注者は、天王洲地区に水辺のレストラン「T.Y.HARBOR BREWERY(ティー・ワイ・ハーバー ブルワリー)」や都内初の水上ラウンジ「WATERLINE(ウォーターライン)」などを手掛けてきた寺田倉庫で、計画地はそれらが集まる場所の対岸にある。  同運河沿いでは隈研吾建築都市設計事務所が寺田倉庫の本社オフィスの改装計画を進めており、併せて水上建築をつくる計画もある。
    今回のリノベーションを担当する栗田祥弘氏は2013年3月まで隈研吾建築都市設計事務所に在籍し、関連のプロジェクトに関わっていた経緯もあるため、独立のタイミン グで依頼を受けた。  鉄骨造、地上2階建て、1300m2の既存の建物は1992年の建設で、映像関連の企業が使用していた。
    東側を運河に面する格好で建っている。
    この遊休建物を活用し、地域のブランドを高めることを意識しながら人の居場所を生み出そうとしている。  既存の建物は造形に特徴があり、外壁の材料や塗装を変更する程度ではイメージは変わらない。
    そこで、「新たな外装と元の外壁の間に隙間をつくり、そこに柔らかい連続感を生み出せば既存の建物と調和できるのではないかと考えた。
    勝ち負けというよりは、うまくなじませることを目指し、間のスペースをど うつくっていくかをスタディした」(栗田氏)  運河に面する東面、そして建物に対するアプローチ部分となる南面を中心に、既存の建物に木製パネルスクリーンを立て掛けるというのが栗田氏の提案だ。
    それによって建物の印象を変えると同時に、内部でも外部でもない新たな隙間の空間をつくっている。 外壁との間に隙間ができるように、木製パネルスクリーンを立て掛ける。
    ライトグレーだった既存の外壁をダークグレーに塗り替えて存在感を弱める。
    「木製パネルがライトな感じになるので、対立しないように外壁を暗めにした。
    一歩引いたもの同士で調和させていく考え方だ。
    リノベーションでは、既存の建物の デザインをどう中和して調整していくかが重要だと感じている」(栗田氏)(資料:栗田祥弘建築都市設計事務所) 外壁との間に隙間ができるように、木製パネルスクリーンを立て掛ける。
    ライトグレーだった既存の外壁をダークグレーに塗り替えて存在感を弱める。
    「木製パネルがライトな感じになるので、対立しないように外壁を暗めにした。
    一歩引いたもの同士で調和させていく考え方だ。
    リノベーションでは、既存の建物の デザインをどう中和して調整していくかが重要だと感じている」(栗田氏)(資料:栗田祥弘建築都市設計事務所 fff:

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