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    ID:
    30317
    年:
    2014
    月日:
    0424
    見出し:
    もう不毛な原発論争はやめよう - 『木材、石炭、シェールガス』
    新聞名:
    BLOGOS-
    元UR(アドレス):
    http://blogos.com/article/85221/
    写真:
    -
    記事
    木材、石炭、シェールガス 文明史が語るエネルギーの未来 (PHP新書) 石井 彰 PHP研究所 ★★★☆☆ エネルギー論争は、20世紀の社会主義論争に似ている。
    資本主義は悪であり、不平等や貧困を生むので、それを全面的に廃止するしかない、というのが社会主義者の主張だった。
    この話の前半は正しいが、彼らがそれに代わるものとして実現した社会主義は、もっと悲惨な結果に終わった。 著者は、再生可能エネルギーも社会主義に似ているという。
    それが美しいようにみえるのは実現していないときだけで、それを原発の代わりにしようとしたドイツの実験は、悲惨な結果になった。 実は再生可能エネルギーの歴史は長い。
    人類はその歴史上の大部分で、木材という再生可能エネルギーに頼って暮らしてきたが、それには限界があった。
    その限界を打破したのが、化石燃料だった。
    その主役も初期の石炭から石油へと変わり、今は天然ガスが注目されているが、コスト面では石炭が有利だ 再生可能エネルギーが「環境にやさしい」というのは錯覚であり、バックアップの火力が必要なので、ドイツのようにCO2は増え、大気汚染は悪化する。
    著者の推奨するのはLNGだが、日本の価格は世界一高い。
    これはエネルギー政策が「原発か反原発か」という無意味な論争に終始したからだ。
    いま日本で 原発を新設することは政治的に不可能であり、経営合理的でもない しかし超長期を考えると、化石燃料には依存できない。
    著者は地球温暖化について懐疑的だが、それでもわからない部分が多いので、原子力のオプションを残しておく必要がある。
    その危険性ばかり大騒ぎするのはナンセンスで、費用対効果を定量的に比較したシミュレーションが必要だ fff:

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