v11.0
- ID:
- 30241
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0419
- 見出し:
- 小学校の机、木製からスチール製に…長野・松本
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/kodomo/news/20140419-OYT8T50083.html?from=osusume
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- 記事
-
長野県松本市教委は、市内の小学校高学年用に使われてきた木製の机といすを今年度から5年かけてスチール製に変更する方針を明らかにした。
木のぬくもりを感じてもらおうと、1996年から導入が始まったが、老朽化でとげやささくれができ、児童がけがをするケースが絶えないことなどが理由だ
市教委によると、2011年度中、木製の机といすを使用している小学校23校で、とげなどによるけがは計614件の報告があった。
中には、机のささくれが太ももに刺さり、3針縫ったケースもあったという。
12年度、同23校にアンケートを取ったところ、10校がスチール製への変更を希望。
他の11校も児童が持ち上げるには重いことや、けがをしたり、衣服が破けたりすることが多いと指摘した。
机の天板がでこぼこしているため、マットを敷かなくてはならず、マットの購入費が個人負担であることをデメリットとして
挙げた学校もあった。
変更対象は全5378セット。
スチール製は購入費が木製の2分の1以下で、交換のための総事業費は7062万円を見込む。
導入時期の古い机やいすから順次変更していくという。
市教委は「木の良さもあると思うが、現場の声を聞き、希望に添いたい。
使われなくなる木製机の利活用の方策も検討したい」としている
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