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- ID:
- 30189
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0413
- 見出し:
- 県産材利用促進へ 鳥取市でシンポジウム
- 新聞名:
- 日本海新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nnn.co.jp/news/140413/20140413007.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
地域の木材資源の活用推進を考える全国47都道府県縦断シンポジウム「木で、未来をつくろう!IN鳥取県」(新日本海新聞社・全国地方新聞社連合会主催、林野庁・鳥取県など後援)が12日、鳥取市富安2丁目の日本海新聞ビル5階ホールで開かれた。
講演やパネルディスカッションを通じて、参加者
が地域の木材資源活用の可能性や環境保全について学んだ
県産材の魅力を語り、活用を呼び掛けるパネリストら=12日、鳥取市富安2丁目の日本海新聞ビル5階ホール
地域の木材を活用した住宅建築や木製品の特性・メリットを伝え、地域の木材利用機運を醸成する林野庁の広報事業。
地元工務店や県職員、大学生など約150人が参加した。
沖修司林野庁国有林野部長が、新しい木材建材や工法を活用した欧州の事例を紹介。
日本での実用化には課題があるが、鳥取ならではの景観づくりに可能性を広げるとした。
同庁木材利用課の吉藤栄係長は「木材利用ポイント事業」について説明。
木造住宅の新築や改築などの際、地域材の利用に応じて付加されるポイントで商品に交換できることをPRした。
パネルディスカッションでは、鳥取大学農学部の藤本高明准教授が温度や湿度調節の機能があることなど木材の有用性について解説。
県木材協同組合連合会の霜村芳照副会長は「智頭や若桜の杉は年輪が小さく強度も高い」と県産材の品質の高さを語り、課題だった県産材の安定供給に向けた木材
乾燥施設の拡充について報告した。
県木造住宅推進協議会の声高昌可副会長は、県産材利用を推進する県の助成制度の昨年度利用件数が500件を超えるなど消費者意識の高まりを挙げ、「今後も利用促進に向けて関係者が一丸となって取り組みたい」と話した
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