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    ID:
    30115
    年:
    2014
    月日:
    0409
    見出し:
    ロシアで生産、日本の技術による「人工木材」
    新聞名:
    ロシアの声
    元UR(アドレス):
    http://japanese.ruvr.ru/2014_04_08/270951528/
    写真:
    【写真】
    記事
    ロシアの建材市場に日本発の新たな建材が登場した。 「オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリート」。
    「軽量気泡コンクリート」という言葉を知らない人のために説明すると、これは多孔質の人工石。
    その生産方法は普通のコンクリートと同じだが、根本的に異なるのは特殊なガス組織を加えている点だろう。
    結果として水素が出来て、その結果孔が出来上がる。
    そ の化合物はもちろんイーストで発酵したように膨れ上がる。
    このマテリアルは固まった後、加工次第でパネルにもブロックにもなる。
    手の込まない加工では軽量気泡コンクリートは木材に比較できる。
    切断、穴を開けるなどの加工が簡単で、釘や取っ手をつけることも楽に出来る  日本では昨今、軽量気泡コンクリートは建材のなかでは最もよく使われるようになった。
    環境に優しい特徴としては、これは木材の建材と同等に並ぶため、日本ではこれは「人工木材」と呼ばれている。
    その堅牢さ、扱いやすさ、環境に優しい点から軽量気泡コンクリートは多くの国で高層建築に用いられるよう になった。
    北国ではこれによって暖房費の大幅な節減が可能となる点が注目されている。
    たとえばドイツではこんにち民間のコッテージの7割が軽量気泡コンクリートから出来ている  ソ連ではこうした軽量気泡コンクリートの生産はすでに60年代からさかんに行われており、21世紀のロシアでは大規模な合弁企業も少なくないため、何でいまさら日本製の軽量気泡コンクリートが必要なのかという疑問がわきあがる。
    それはつぎのようなわけだ。
    日本の企業から日本製の軽量気泡コンクリー トをロシアの現地で生産するようにという発注が2013年、トヴェリの工場に入った。
    こうした生産を行うために、モスクワ郊外のエゴリエフスクにある建材生産工場(EZSM)が選ばれた。
    プラントをいれ、日本の基準に沿ったクオリティーコントロールを行うために日本から専門家らが現地入りした。
    そんなわけでロ シアで日本の技術を使った軽量気泡コンクリートを入手したいと思えば、今や誰でも簡単に買うことができる。
    EZSM社のトレーディング・ハウス、「ノヴォ・ブリック」社のマリヤ・ドブルィニナ代表は次のように語っている 「日本製の軽量気泡コンクリートはよく売れています。
    日本の会社の大型注文をこなした段階で、工場は生産を中止しない決定をとりました。
    なぜなら需要がでてきたからです。
    このコンクリートは日本の技術で作られており、その水準はロシアのものに比べ上です。
    特徴は日本は地震国で地盤が安定していない ため、こうしたコンクリートは耐震性が大きいつくりとなっていることです。
    一見、耐震性の強さがロシア中央部やモスクワ郊外に何の関係があるだろうと思われるでしょうが、このコンクリートは強度が高く、幾何学的にほとんど理想的なのです。
    ロシアの工場で生産されているコンクリートはロシアの国家基準GOST に照らすと1-3ミリの誤差がでることがあるのですが、日本のものには誤差は生じません。
    これにプラスして日本のコンクリートは消音効果が抜群です。
    もちろんバイヤーにとっては質と価格の相関関係も大きな役割を果たします。
    軽量気泡コンクリートは民間の建設業者の間で大きな需要を博しています。
    で すから注文はひっきりなしに入ってくる状態です。
    」 fff:

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