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- ID:
- 29934
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0319
- 見出し:
- 府内産集成材生産量1.7倍に 亀岡の企業、新機械導入
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20140319000048
- 写真:
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- 記事
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府内産の杉間伐材を集成材に加工するための専用機械がこのほど、亀岡市千歳町の七谷川木材工業社に新たに導入された。
同社は柱などに用いる構造用集成材の府内唯一の加工場で、新機械を活用して府内産集成材の生産量を約1・7倍に増やす
府が間伐材利用を促進するため、総事業費6300万円の半分を支援した。
府南丹広域振興局によると、府内産杉を使った集成材のほとんどは奈良県で加工されているという。
輸送コストや二酸化炭素(CO2)排出の問題があるため、府内での生産増が求められていた。
機械は木材を高速で削るかんな盤や搬送ラインなどを含め全長約30メートル。
丹波地域産の杉を中心に、京都市内産なども亀岡に集めて加工し、府内の木材会社に販売する。
振興局では2012年度の生産量358立方メートル(本数換算で約3万9千本)を、16年度に606立方メートル(同約6万6
千本)まで増やす計画を立てている。
七谷川木材工業社は「新しい機械で加工が速くなった。
材料と販売先があれば、生産を増やしていきたい」と話す。
同振興局森づくり推進室は「木材の地産地消が可能になった。
増産を機に商品の幅を広げ、間伐材の利用拡大につなげたい」としている
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