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    ID:
    29376
    年:
    2014
    月日:
    0108
    見出し:
    神戸大・日本製紙など産学連携プロ、バイオコンビナート構築へ-木材から化学品製造
    新聞名:
    日刊工業新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140108eaac.html
    写真:
    【図・表 】
    記事
    環境保全に貢献するバイオマスを燃料に転換するのではなく、高付加価値の多様な精密化学品の製造につなげようという研究開発が本格化してきた。
    バイオマスは一般に集荷・輸送効率が低くコスト高の問題を抱えるが、木材チップを原料とする既存の製紙工場の設備を活用するのがポイント。
    製紙会社 と化学会社のプラントをつなげ、石油コンビナートならぬ“バイオコンビナート”を構築するのが理想像だ。
    神戸大学、日本製紙を中心とする産学連携プロジェクトからこの壮大な夢の可能性を探る。
    (編集委員・山本佳世子) (上) バイオコンビナートでの製品の流れイメージ(神戸大資料に加筆) (下)バイオコンビナートの候補の一つ、日本製紙岩国工場(日本製紙提供)  バイオマス由来の化学品としては、サトウキビから作製したバイオエタノールや、それを使ったポリエチレン樹脂などが実用化されている。
    しかし、これらは価格が安く、市況の影響を受けやすい。
    一方、バイオマスから導かれる高付加価値品には機能性ペプチドやイノシトール、コハク酸などがあり、採算上、 価格の高い化学品に事業化は限定される  これに対してバイオコンビナートで検討するのは、バイオマスの中心成分、多糖のセルロースと芳香族のリグニンを出発物質に、多様な化学品や燃料の製造を組み合わせるものだ。
    大量のバイオマスを一括処理する前処理のほか、熱活用や排水処理でもスケールメリットの創出を狙う  この構想を進める神戸大学の「バイオプロダクション次世代農工連携拠点(iBiok=アイバイオケー)」には化学や食品など17社が参加する。
    化学企業にとってはビジネスの環境対応に加え、中東の石油依存を脱して原料を多様化できる点が魅力だ。
    神戸大の近藤昭彦副拠点長は「バイオをベースとする 化学品は、製造コストが石油化学品と同等以下になれば、市場が一気に変わる」とその潜在力を説明する fff:

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