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- ID:
- 29638
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0212
- 見出し:
- 仏教から着想 木材利用ポイント 東京の修復師が太田で開催
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20140211/CK2014021102000153.html
- 写真:
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- 記事
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彫刻家で仏像修復師の岩崎靖彦さん(46)=東京都あきる野市=の木彫展「現(うつつ)」が太田市金山地域交流センターの二階ギャラリーで開かれている。
仏教から着想した現代作品が並び、会場は厳かな雰囲気に包まれている。
(粕川康弘)
岩崎さんが彫刻を始めたのは、学生時代に手伝った文化財修復がきっかけだった。
様式美に魅せられ、古典彫刻のとりこになったという
二〇〇二年に独立し、栃木県日光市の輪王寺の宝冠釈迦(しゃか)如来座像や、太田市の常楽寺の十一面観音立像の復元修理など、文化財の修復を数多く手掛け、その技巧は高く評価されている
今回、オリジナル作品六点などを展示。
ひときわ目を引く金色の「仏手(ぶっしゅ)~施無畏(せむい)~」は、この世の畏れや迷いを取り除くといわれるお釈迦様の右手を表現し、所々塗色が剥げたように見えるように仕上げた
蓮(はす)のつぼみを作品にした「空(くう)」、命の移り変わりの象徴として白い蝶(ちょう)を作品にした「現」など感性豊かな作品が多い
二十三日まで。
二十二日に仏像彫刻について岩崎さんが語るギャラリートークがある。
問い合わせは市教育委員会文化財課=電0276(20)7090へ
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