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- ID:
- 29223
- 年:
- 2013
- 月日:
- 1215
- 見出し:
- 天下の名木、感動の一服 金沢・林鐘庵で特別拝観茶会
- 新聞名:
- 富山新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20131215104.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
前田家ゆかりの名木「五人扶持(ごにんぶち)の松」を備えた庭園がある金沢市の北陸 大教養別館「林鐘庵(りんしょうあん)」で14日、五人扶持の松特別拝観茶会(北國新 聞社主催、北陸大特別協力、北國新聞文化センター後援)が開かれ、30人が「天下に得
難い松」と称された老松と借景の卯辰山を眺めながら、静かに一服を楽しんだ
林鐘庵は、北陸大創設者の林屋亀次郎元参院議員の邸宅で、寄贈された同大が管理して いる。
普段は一般公開されておらず、映画「武士の献立」の全国公開と、2015年の北 陸大創立40周年を記念して茶会が催された。
茶会には希望者約200人から抽せんで選ばれた30人が参加した。
普段は小立野台地 のがけ下からしか眺められない名木を間近に見た参加者は、存在感ある枝ぶりにため息を つき、雪化粧した庭園に見入った。
庭園を守る同大職員の白田博以(ひろい)さんは、雪
づりに使う縄の本数が、兼六園の唐崎松より多く、千本に上ることを説明した。
同市三和公民館長の越村徳二さん(70)は「近くで見たのは初めて。
想像以上に美し く感動した」と笑顔を見せた。
茶会の席主は県茶道協会代表幹事の大島宗翠さんが務め、吉田茂、池田勇人ら歴代首相 10氏も松を眺めたことを紹介した。
400年以上の樹齢をたたえ、本席の床には、茶道 裏千家の16代坐忘斎千宗室(ざぼうさいせんそうしつ)家元の筆による「古松、般若を 談ず」の軸が用意された
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