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- ID:
- 28880
- 年:
- 2013
- 月日:
- 1025
- 見出し:
- 多賀城跡で「材木塀」初確認
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20131024-OYT8T01345.htm
- 写真:
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- 記事
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県多賀城跡調査研究所は24日、国の特別史跡「多賀城跡」で、城の創建期(8世紀前半)の材木塀を初めて確認したと発表した。
城を囲む外郭区画は創建期、城碑のある「外郭南門跡」より約120メートル北側にあったとみられているが、その可能性がさらに強まった。
多賀城の規模や変遷を明らかにする
発見として注目される。
材木塀は直径約20センチ、長さ約4メートルの丸材を密接に並べて塀としたもの。
湿地状の表土に盛り土などによる基礎工事を行い、溝を掘って、材木を立てたとみられる。
南北に少なくとも4・4メートルある基礎部分に、材木が5本見つかった。
これまで基礎部分は確認されていたが、塀跡本体を確認した
のは初めてだ
奈良・平安時代の陸奥国府として築かれた多賀城は、当時の書物「続日本紀(しょくにほんぎ)」に「多賀柵」と記されている。
進藤秋輝・元東北歴史博物館長は「文献に記されている柵の実体が発見された意味は大きい」と話す
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