v11.0
- ID:
- 26655
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0129
- 見出し:
- 未利用木材、図工で使って 奉仕団体が富山県内の小学校に提案、提供
- 新聞名:
- 北国新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20130129204.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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県産木材の利用促進を図るボランティア団体「森のたくはいびん」が、県産スギを小学 校の図工の授業で利用してもらうよう活動を進めている。
育ちが今ひとつのために建材や 家具として加工されなかった木材を、図工の授業に用いることで資源の有効活用を図る。
既に授業に取り入れた学校もあり、さらに浸透を図る
森のたくはいびんが取り組みを始めたのは2010年秋で、富大附属小3年の授業で未 利用材を提供した。
児童はスギの角材やチップ、丸棒など、ふぞろいな木材で工作に取り 組んだ
団体によると、「いろいろな組み合わせが試せて面白い」という声が児童から上がった 。
授業を担当した大島孝明教諭は「不定型なところが逆に児童の想像力をかき立てたので はないか」と話す
森のたくはいびんが県内の小学校に利用を依頼する未利用材は、間伐されて資材として 価値が低いもの。
そのまま林に放置されているものも多く、資源の無駄を減らすために低 額での小学校への提供を企画した。
以来、富大附属小には定期的に未利用材を提供。
県内外の教員が参加して開く同校の校 内研究授業にも使用された。
昨年秋には射水市大島小も使用した。
森のたくはいびん代表の高岡市戸出石代、野口美津子さん(34)は「今後も利用促進 を図り、森と地域の人をつなぐ役割を担いたい」と話した
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