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- ID:
- 28348
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0819
- 見出し:
- 旧海軍の木製プロペラ確認 和水町の高木さん方
- 新聞名:
- くまにちコム
- 元UR(アドレス):
- http://kumanichi.com/news/local/main/20130813007.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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和水町竈門の高木繁生さん(64)が保管していた木製プロペラが旧海軍の飛行機のものと分かった。
戦中や戦前の軍用機のプロペラが確認されたのは県内で5例目。
山鹿市立博物館で開催中の企画展「戦時中のくらし」(9月16日まで)で、8月13日から展示されている。
プロペラは2枚羽の合板製。
全長2・9メートルで重さ15キロ。
日清・日露戦争に従軍した高木さんの祖父が戦前に入手し、以前は自宅の玄関前に飾っていたという。
刻印を調べた熊本の戦争遺跡研究会の高谷和生さん(58)=玉名市=によると、旧海軍が大正後期から昭和初期にかけて使ったドイツ設計の水上偵察機「ハンザ・ブランデンブルグW29」の国産機のものとみられる。
近くの神社には、地元出身の旧海軍中佐が戦意高揚のために寄贈したと伝わる別の二つのプロペラがあり、関連する可能性が高いという。
「戦争を記録した貴重な資料。
和水町で計三つも見つかった理由を調べてみたい」と高谷さん。
高木さんは「戦争や平和の意味を考え直すきっかけにしてほしい」と話し
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