v11.0
- ID:
- 28118
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0718
- 見出し:
- 太陽熱で木材乾燥 登米・森林組合の施設完成
- 新聞名:
- 河北新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130718t12033.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
登米町森林組合(宮城県登米市)が建設していた太陽熱を利用した木材乾燥庫が17日、登米市登米町にある同組合のプレカット工場敷地内に完成した
乾燥庫は幅約13メートル、奥行き約20メートル、最高部の高さ約8メートル。
既存の木材保管庫のビニールハウスを改修した。
南面のハウス内外に集熱パネルを取り付け、電気機械により複数の配管で庫内に温風を送り、常時循環させる
組合関係者によると、4~6月の試運転で、好天時の庫内の温度は庫外より10~20度高く、50度を超すこともあった。
湿度も庫外より低く、約1カ月で木材の含水率を10%前後まで下げ、住宅用建材として出荷できる
常時74立方メートルの木材を乾燥する。
年間で、床面積80平方メートルの木造住宅58棟に相当する建材を出荷できる。
当面は主に、登米市や南三陸町に建築される災害公営住宅に使う建材の乾燥を見込む
事業費は約1650万円。
日本中小企業福祉財団(大阪市)の助成金を活用した。
灯油を燃焼させる既存の施設と比べ、年間で燃料費約350万円を節減できるという
関係者約20人が出席し、現地で行った竣工(しゅんこう)式で、同組合の芳賀稔組合長は「被災者には、一日も早く恒久的な住宅に住める環境が必要だ。
乾燥庫の完成によって、今後の住宅建築需要に対応し、建材の品質向上と安定供給ができる」と語った
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