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- ID:
- 28026
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0701
- 見出し:
- 坂城町役場、暖房をペレットボイラーに 県内自治体庁舎で初
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_248764
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- 【写真】
- 記事
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埴科郡坂城町は本年度、町役場の暖房を、木質ペレットを燃料とするボイラーに切り替える。
環境技術などを使って町全体でエネルギーを効率的に利用する「スマートコミュニティー構想」の事業の一つ。
現在使っている灯油ボイラーと比べて二酸化炭素(CO2)の排出量を抑えることなどが狙いだ。
県温暖化
対策課は、県内の自治体で庁舎全体の暖房をペレットボイラーにするのは「初めてではないか」としている。
町企画政策課によると、町役場では現在、灯油ボイラーで温めた水を庁舎内の配管に送り、床暖房やパネルヒーターとして使っている。
ペレットボイラーは役場の敷地内に設置し、現在の配管をそのまま活用する。
8月に着工し、本年度中の稼働を目指す
灯油ボイラーの設備は残し、ペレットボイラーが故障した場合などに補助として使う。
事業費は4880万円。
このうち4100万円は、公共施設などに自然エネルギー導入を促す国の「グリーンニューディール基金」を活用した県の補助金を充てる。
ペレットは、年間使用量として見込まれる約60トンを長野森林組合(長野市)に発注する予定。
同組合は、同町を含む北信地方の9市町村で間伐したカラマツをペレットにしており、町企画政策課は「間伐材の需要が増えれば林業振興にもつながる」とする。
町は、電気、ガス、灯油で年間233トンのCO2を庁舎内で排出していると試算。
ペレットボイラーを導入すると45・3トン(19・4%)を削減でき、環境への負荷を少なくできると見込む
町は2011年度から「スマートコミュニティー構想」を進めている。
ことし2月に信州大(本部・松本市)と町内の製造業2社の協力を得て、両社の工場に電力使用量を常時把握できる「スマートメーター」計50台を設置しデータを集めている。
同月、村上小学校の屋根に出力30キロワットの太陽光発電パネ
ルを設けた。
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