v11.0
- ID:
- 27971
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0624
- 見出し:
- 木工の体験工房開設 大田原の月さん
- 新聞名:
- 下野新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/otawara/news/20130622/1071818
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
地域住民の憩いの場をつくろうと、黒羽向町のリンパマッサージ業、月裕さん(53)が22日までに、けやき工房「むうんくらふと」をオープンさせた。
亡き父から譲り受けた種類豊富な材木を活用し、木工制作を手ほどきする。
月さんは「高齢者から家族連れまで気軽に訪れてもらい、木に親しむ機会を提供できれ
ば」と意気込んでいる。
30年前に他界した月さんの父は銘木商を営んでおり、自宅前の倉庫には10トントラック3~4台分の材木が長年眠っていたという。
昨年11月、倉庫整理をした際に「貴重な木材をこのままにしておくのはもったいない」と工房の開設を計画。
地域には高齢者が増えており、手先の運動や居場所づくりにも役立て
る。
材木は高級なケヤキをはじめスギ、ヒノキ、エンジュなどさまざまで、長さ約4メートルのものも保存。
工房は材料費のみ有料で、月さんと2人の知人がボランティアで技術指導を行い、研磨機などの道具も提供する。
千~1万円の材料費で、初心者でも短冊入れやコースター、花台、盆などの制作が可能だ
という。
スタッフの1人、八塩の斎藤正義さん(65)も「カッターなどでえんぴつ削りを経験したことがない子どもも多い。
スタッフとの共同作業で、無理なく家族連れにも木に親しんでもらえれば」と体験を呼び掛けている
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