v11.0
- ID:
- 27885
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0613
- 見出し:
- 改装した市庁舎案内所、地場産木材使い好評
- 新聞名:
- カナロコ
- 元UR(アドレス):
- http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1306120024/
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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隗(かい)より始めよ-。
小田原市が地場産木材の利用拡大をPRしようと、今春リニューアルした市庁舎(同市荻窪)の総合案内所が来訪者らに好評だ
「よせ木のカウンター」と命名され、天板(幅約2メートル、奥行き約60センチ、厚さ約5センチ)に樹齢400年以上のスギを使用。
間伐されたヒノキを壁に、石垣山一夜城歴史公園で倒木したサワラを棚、小田原城址公園のマツを柱にそれぞれ活用した。
改修作業は今年1月から3月末まで実施。
地元の製材業者や文化財修復も手掛ける棟梁(とうりょう)らが協力、小田原伝統の「木の文化」をアピールしている。
総合案内所の利用者は1日平均約200人。
「雰囲気が明るくなった」「木の香りが良い」などの感想や、「立派な天板だが、値段はいくらか」と尋ねる来訪者もいて、PR効果を期待できそう。
市は2012年2月、低迷する地元林業の新たな振興策として市の公共施設を新設、改修する際に地場産材の使用を促進する方針を策定。
よせ木のカウンターは、庁舎木質化プロジェクトの最初の取り組みという。
市農政課は第2弾として13年度に、総合案内所近くに開設している幼児の遊び場コーナーを木質化する予定。
新規事業として開発する「木のおもちゃ」を置くことも検討している
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