v11.0
- ID:
- 27558
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0502
- 見出し:
- 嘉麻市が新生児に地元木材使ったスプーンをプレゼント
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20130502-OYT8T00035.htm
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- 記事
-
親子で自然を大切にする心を育んでもらおうと、嘉麻市は1日、地元産のケヤキで作ったスプーンを新生児に贈る事業を始め、市の担当者ができ上がったスプーンをお披露目した。
4月以降に誕生した同市の赤ちゃんが対象で、新生児訪問や4か月児健診の際に渡す
赤ちゃんの幸せを願って贈る「ファーストスプーン」と呼ばれるヨーロッパの風習にちなんで企画。
市の面積の約6割を占める森林資源に注目してもらう狙いもあるという。
製作は、同市馬見で家具作りに取り組む三谷宜嗣さん(36)に依頼。
2月から大きさや木の材質などを変えながら試作を重ね、持ちやすく、口当たりも良い形に仕上げた。
1本ずつが三谷さんの手作りで長さは16・5センチ。
「かまっ木(こ)スプーン」と名付けた。
柄の部分には、遠賀川源流にあり水と緑が豊かな同市を表現したデザイン「KamA」の焼き印を付けた。
三谷さんは「多くの人の思いが込められ、完成したスプーン。
離乳食が終わった後も使ってもらいたい」。
市の担当者も「優しい感じに仕上がった。
子供たちが古里に愛着を持つきっかけになれば」と話していた。
市は今年度、県の補助金約70万円を活用し300本を用意する。
問い合わせは市産業振興課(0948・57・3154)へ
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