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- ID:
- 27397
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0410
- 見出し:
- 所蔵の木製像2体、北川運長作と判明 内部から銘札見つかる
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/nara/news/20130409ddlk29040450000c.html
- 写真:
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- 記事
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薬師寺(奈良市)が所蔵する木製の「〓蓮(それん)像」(高さ74・5センチ)「行基像」(同76センチ)の2体の内部から銘札(木製)が見つかり、札に書かれた文字から、1753(宝暦3)年に大仏師・北川運長が制作したものであることが分かった。
2体は昨年から修復作業をしており、8日、同寺の金堂で開眼
法要が営まれた。
11日まで金堂で公開される。
〓蓮は同寺の開基と伝えられる人物で、行基は2代目として民間への布教などに取り組んだ。
2体の像は江戸時代に制作されたと見られていたが、制作者などは不明だった。
近年は着色の剥落など老朽化が激しくなっていたため、同寺は昨春、「矢野造形技法研究所」(京都府木津川市)に修復を依頼
作業の過程で、2体の内部に銘札が入っていることが判明した。
銘札には、それぞれ「〓蓮和上遺像」「行基菩薩遺像」とつづられ、制作時期の「宝暦3年」と制作者の「北川運長」という文字が書かれていた。
北川運長は江戸時代中期に活躍した京都の大仏師で、高野山の仁王像(吽形(うんぎょう)像)などを作ったことで知られる
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