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- ID:
- 27113
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0314
- 見出し:
- 木材でどこでも発電、2年後実用化目指す 東海テクノと東海大
- 新聞名:
- @S
- 元UR(アドレス):
- http://www.at-s.com/news/detail/474574603.html
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- 記事
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産業機械やプラントの東海テクノ(静岡市清水区、葉山宗貴社長)と東海大海洋学部の田中博通教授らが連携し、トラックで持ち運びできる「簡易型木質バイオマスガス化発電装置」の開発に取り組んでいる。
木材チップがあれば電源がなくても発電可能で、実用化されれば災害時の非常用電源などとし
て活用が期待できそうだ
2月に組み立てた試作品は、木材チップを燃やして発生したガスでエンジンを動かして発電する仕組み。
燃焼させるチップの量を自動調節する装置、チップの種類や質によって発生量が不安定になりがちなガスを安定的にエンジンに送るプログラム、木材燃焼後のすすやタールを除去するシステムなどを独
自開発した。
エンジンは自動車用を使う
2年後の実用化を目指している。
簡単な操作での安定稼働と、4トントラックに載せられるようにするためのパッケージングが最大の課題だ
県産業振興財団(元しずおか産業創造機構)の助成金が3月で期限切れとなるため、開発資金確保も課題という。
田中教授は「自治体が税金で処理している街路樹や公園の剪定(せんてい)枝を燃料に利用できる」とメリットを強調する
2月に開かれた関係者向けの見学会には国土交通省や自治体、企業関係者ら約30人が出席。
価格や発電コスト、需要などの想定に質問が集中した。
一方、自治体の非常用電源や農業の温室、中山間地の電源がない施設での利用といったニーズについての提案もあった
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