v11.0
- ID:
- 27057
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0307
- 見出し:
- 木製サッシ機能調査 県木工業協組が実験棟
- 新聞名:
- 佐賀新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2411660.article.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
佐賀県木工業協同組合(石井敏明理事長)は、佐賀市の同組合事務所敷地に、木製サッシの機能性をアルミサッシと比較する実験棟を設置した。
結露の出来具合や、内外の温度差などを計測して機密性などのデータを取り、カタログなどで消費者に示していく
実験棟は一般住宅に見立て、約4畳(約13平方メートル)の部屋を想定。
建物建築で断熱効果が良いと用いられる金属板・ガルバリウムを外壁に、内装の壁や天井は木をスライスした合板を用いた。
実験棟にはアルミサッシと同組合が開発した木製サッシの窓を3方向に計8カ所設け、数回の実験で結
露の状態や断熱効果などをデータ化する
25日夜には、赤外線サーモグラフィーを用いて断熱性を調べた。
建物の外と内側に温・湿度計を3カ所ずつ設置。
ストーブで室内の温度を20度まで上げた後、徐々に室内温度を下げていった
数値は現在、県工業技術センターで分析している。
実験に参加した同組合の倉富高鋭さん(多久市)は「サーモグラフィーを目視した感じでは、アルミサッシはすぐに色が青く変わったが、木製サッシは変化が少なかった」と話した。
結露の出来具合を見る実験も既に実施しており、木製サッシには結露は発生
しなかったという
石井理事長は「木製が良いという実感はあっても、数値としてきちんと出したことがなかったので、説得力がある」と感想。
「今後、組合を挙げて木製サッシを売り出す際に弾みがつく」と手応えを語った
実験は、同組合や県などでつくる「佐賀の木・家・まちづくり協議会」の補助事業の一環。
国や県などの補助金を含む約265万円の総事業費で実施した。
実験棟や今回のデータは9、10の両日、佐賀市巨勢町のモラージュ佐賀駐車場で行う展示会で展示する。
問い合わせは同組合、電話0952(26)
fff: