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- ID:
- 27001
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0304
- 見出し:
- 木材産業再生を 飯能市が集積地構想策定へ
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130302/CK2013030202000154.html
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- 記事
-
飯能市は、西川材で知られる地域木材の利用を促進し産業再生につなげる「木材産業集積地構想」を策定する方針を明らかにした。
原木の集材から製材加工、販売流通まで担う集積地を市内に整備できるかを調査し、二〇一三年度内をめどに構想を取りまとめる。
調査費など五百万円を一三年度予算
案に計上した。
(上田融)
市によると、国が二〇年までに木材自給率50%とする「森林・林業再生プラン」を策定したことから、住宅メーカーなどで国産材に対する関心は高まっているという。
ただ、どこに問い合わせれば良質な資材がそろうか、などの情報がまだ十分でないため、市は、業者が必要な良質な製品がそろう集積地を整
備するための構想を策定する
市内外の木材業者らから原木の供給力や製材能力、市場での需要などを聞き取り調査し、設置すべき施設や機械設備、事業に参入する民間事業者の有無などを構想に取りまとめる
「西川材」という名称は、江戸の西側にある飯能・日高・毛呂山・越生地域のスギやヒノキが、入間川などを使っていかだで江戸まで流され、建設資材として使われていたことにちなんでいる。
地質や気候が良質の材木の生育に適しているとされ、戦後復興期までは地域の産業振興に貢献した。
だが安い輸入
材が建設の主流になったことで衰退が進み、現在はかつてのにぎわいはなく、山林の整備も課題になっている
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