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- ID:
- 26906
- 年:
- 2013
- 月日:
- 0222
- 見出し:
- 壁や柱パッケージ納品 建築資材の福井木材
- 新聞名:
- 佐賀新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2404681.article.html
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- 【写真】
- 記事
-
回転ずしなど大手外食チェーンの木造店舗は“メードイン唐津”が支えている-。
建築資材販売・工事業の福井木材(唐津市和多田南先石、福井浩二郎社長)は2002年から、外食チェーンの木造店舗の壁や柱を工場で製造し、パッケージとして納品している。
住宅着工が減少する中、新ビジネスを開拓し
、収入の一つとして育てている
製造する「パネル(壁)」は、木の壁に断熱材や窓を組み込み、場合によっては外装板も取り付けておく。
また、柱には組み立て用の金具を取り付け、これら一式をパッケージとして納入する。
現場では組み立てるだけで、店舗展開が早く、短い工期での建設が求められる外食チェーン店に向いているという
鉄骨造りの店舗向けには、窓やドアの枠材だけを製造している
福井木材は1909年創業。
木材や住宅資材の販売や工事を手掛けてきたが、全国的に新築住宅の着工は年々減少。
福井社長は「少子高齢化なども影響し、住宅市場だけでは厳しくなる」と予測、02年から外食店の開拓を始めた
大手洋食チェーンとの取引から始まり、東北から沖縄までパッケージした建材を出荷。
取引先の戦略により出店ペースは波があるため、06年からは大手回転ずしチェーンとの取引も軌道に乗せた
昨年は外食系で計50棟を納入し「順調に進んでいる」と福井社長。
同社は売り上げを維持し、11年度は約22億円。
「何も動いていなかったら業績は落ち込んでいた。
今後も挑戦し続ける。
軸足は唐津に置きながら、広域にアプローチしていきたい」と話す
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