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2011年- 木製ネクタイ「Wooden Tie」|木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
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23418
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0208
- 見出し:
- 大数珠回し地域の絆確かめ 高遠の伝統「事始めのお念仏」
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_208212
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
伊那市高遠町上山田の引持(ひきじ)地区で5日、「事始めのお念仏」があった。
長さ二十数メートルの数珠を住民約40人が回し、一つだけある大きな玉が来ると額に当て、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈る伝統行事。
元はお堂だったという集会所に、かねの音と、老若男女の唱える念仏が満ちた。
木製の数珠の玉はクルミの実ほどで、1個だけはソフトボールほどの大きさ。
地区の34戸から集まった住民が車座になって数珠をささげ持ち、時計回りに3周させた。
大きな玉はつやが出て、かねには1772年が元年の年号「安永」の文字が刻まれている。
本来は2月8日に、正月行事を全て終え、農作業に取り掛かる意味で行うという。
引持は三峰川左岸の里山に囲まれた集落。
この日、かねをたたいた平岩兼雄さん(80)は「ここは皆のまとまりが良い。
ことしも動きだした」。
地域の絆を確かめ、春の近いことを感じた様子だった
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