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2011年- 鹿島神宮の大鳥居 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- ER3.9倍。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
23354
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0202
- 見出し:
- 鹿島神宮の大鳥居、木製で再建 震災で崩落、安全考慮
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120202/CK2012020202000083.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
東日本大震災で崩落した鹿島神宮(鹿嶋市)の御影石製の大鳥居が木製で再建されることになった。
神宮によると、大鳥居はもともと木製だったことに加え、崩落しにくいなど安全面を考慮した。
二〇一四年六月を目標にシンボルの復建を目指す。
(井上靖史)
崩れた大鳥居は一九六八年に建てられた。
重さ約百トン、高さ約十メートル、幅は最大約十四メートルで御影石製としては日本一の大きさを誇った。
大鳥居は神域と一般社会を隔てる役割だけでなく、神宮の象徴にもなっていた
それだけに権禰宜(ごんねぎ)の鹿島則綱さんは「(崩落は)ショックだった。
たまたま、けが人はいなかったが、ああいう崩れ方をするとは」と声を落とした
動き出しは早かった。
震災直後から検討会を開いて再建を協議した。
御影石の前は木製で、最上部横に据える柱の同神宮独特の加工(左端が右端より十センチ太い)を木製の方がしやすいこと、何より「石のような崩れ方はしない。
大きな地震でも傾くぐらい」(鹿島権禰宜)と安全性を考慮して決めた
昨年十月から寄付を募ったところ、三カ月足らずで再建に必要な約八千万円が集まった。
材料のスギは境内の森から既に伐採し、現在、山形県内で乾燥、加工している
大地震にも耐えられるよう柱を地中約三メートルまで埋め込み、基礎部分をコンクリートで固める。
サイズは御影石製とほぼ同じで、木製としては全国五、六番目の大きさになるという。
予定通り完成すれば、十二年に一度開催され、次回は一四年九月の同神宮最大の祭事「御船祭」に間に合う
毎日、境内を散歩している地元の男性(38)は「鳥居がないと神社という感じがしなかった。
木の方が安全だし、いいと思う」と再建を喜んだ
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