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    ID:
    25855
    年:
    2012
    月日:
    1109
    見出し:
    島内最古の木簡出土 木製人形24点も
    新聞名:
    朝日新聞
    元UR(アドレス):
    http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000001211090002
    写真:
    【写真】
    記事
     淡路市志筑の田井A遺跡を発掘調査している県教育委員会は8日、奈良時代の川の跡から淡路島最古の木簡や、祭祀(さい・し)に使われる木製の人形(ひと・がた)などが見つかったと発表した。
    木簡には、国や豪族が農民に貸し付けた稲の種もみの数量などをうかがわせる記述があり、近くに郡役所 の「郡衙(ぐん・が)」などの建物があった可能性があるという  県の志筑川の河川改修事業に伴い、2009年度から今年度にかけて、工事予定の土地約3300平方メートルを調査した  県教委によると、川の跡は長さ約30メートル、幅約12メートル、深さ約2メートル。
    川底から長さ8~23センチほどの木簡3点が出土した。
    いずれも奈良時代のもので、奈良文化財研究所(奈良市)で分析した結果、うち1点に、農民が国や豪族などに納めた稲の量や、未納分の稲の量などが記されてい た  当時は、国や豪族が春に農民に種もみを貸し付け、秋に利息分を足した稲を受け取る「出挙(すい・こ)」と呼ばれる制度があった。
    木簡はこの制度のための帳簿だった可能性が高いという  また、人形は24点が出土。
    頭や肩、足などをかたどった薄い木の板で、最大で長さ75センチ、幅6センチだった。
    病気などの悪いことやけがれを払うため川に流されたらしい  これらの人形には墨で顔や衣服が描かれ、役人風の烏帽子(え・ぼ・し)をかぶった姿のものがあり、地方役人が使ったとみられる。
    淡路島の遺跡で人形が確認されたのは田井A遺跡だけという  県立考古博物館の大平茂学芸員は「人形や木簡の特徴から、田井A遺跡の近くに郡衙クラスの役所や、郡衙を運営する地方役人となった豪族の居館があった可能性が高い」と話している  田井A遺跡からは昨年度の調査で、長方形に区画された飛鳥時代後半の水田跡が見つかり、今年度の調査でも同様の水田が確認された ◇あす一般説明会 fff:

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