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- ID:
- 25650
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1024
- 見出し:
- 県産黒木で三線を くるちの杜100年プロジェクト
- 新聞名:
- 琉球新報
- 元UR(アドレス):
- http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-198389-storytopic-5.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
100年後に県産の黒木(和名・リュウキュウコクタン)で作った三線を奏でようと7月に始まった「くるちの杜100年プロジェクトin読谷」の実行委員会は20日、読谷村の座喜味城跡公園内で植樹式を初めて開いた。
実行委名誉会長でTHE BOOMボーカルの宮沢和史さんや村内外から参加した約100人が黒
木の苗200本を植えた。
参加者は世代を超えて黒木の成長を見守る決意を新たにした
石嶺伝実村長は式典で「この100年で世代や島をつなぎ、くるちの杜がいっぱい育つことを願っている」と話した。
式にはハワイの読谷村人会代表らも参加し、石嶺村長に寄付金を手渡した
黒木の成長を見守る次世代代表として村内の赤犬子子ども三線クラブの緑間美優さん(読谷中2年)は「クルチの苗と一緒に成長して、同じ時代をたくましく生きたい」と宣言した
宮沢さんは植樹に当たり「読谷だけでなく、いろいろな所にくるちの杜ができて、沖縄みんなの共有財産になればいいと思う」と話した
同日はプロジェクトとの合同企画として、県立芸術大学の公開講座「じんぶんキャンパス」や宮沢氏ほか地元ミュージシャンらによる音楽ライブもあった
プロジェクトは三線の棹(さお)の原材料となる黒木材のほとんどがベトナムなどの海外産という現状を変えようと始まった。
村と野村流古典音楽保存会などが2008年から植えた黒木2500本と合わせ、2108年に県産黒木で三線を作ることを目標にしている
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