v11.0
- ID:
- 25646
- 年:
- 2012
- 月日:
- 1024
- 見出し:
- 「木の絵本」がグッドデザイン賞
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001210230003
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
遠野産ヒノキの間伐材を使った「木の絵本」が、グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)を受賞した。
3132点からベスト100に残った。
キューブを転がし、面に描かれた絵と会話をつなげると独創的な物語が生まれる。
「手で持って顔を近づけて遊ぶことで、人のぬくもりを感じる空間を再生する」が受賞
理由だ
「木の絵本」は5センチ角のキューブ。
4個で一冊になる「だれがどすた?」と、2個で一冊の「おはなし木っこ・キツネとシシガシラ」の2種類がある
「だれがどすた?」は、「誰が」「どこで」「何を」「どうした」といった四つのキューブに分かれている。
「誰が」のキューブには、「おじいさん」や「おばあさん」「ネコ」などの字と絵が彫られている。
転がして、出た面を読みつなぐと「女の子が田んぼで洗濯物を食べました」や「サルが海で宝物を洗いました」など1296
通りもの「おはなし」ができる
前川敬子さん(62)ら遠野市の4人が「子どもたちのためにもなる特産品を」と願い、2004年12月に合同会社「もくもく絵本研究所」を発足。
1年半がかりで完成させた
審査員からは「囲炉裏のある暮らしで育まれ継承されてきた語り部文化を今の暮らしにつなげている」と評価された。
前川さんらは「理念や思いにまで踏み込んで審査してもらえた」と喜ぶ
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