写真6 HIROSHIMAシリーズのダイニングテーブルとアームチェア。
チェアの肘掛けがテーブルの下にぴったりと収まる設計と精度がマルニ木工の開発力・技術力を物語る(写真:川部米応)
とはいえ、マルニ木工が目指す販路開拓は、同社が掲げる「100年経っても“世界の定番” として認められる木工家具を作り続ける」というモノ作りの高い志があってこそ。
顧客とのコミュニケーション作りに挑戦し、変化に柔軟に対応しても、決して変わらないのがモノ作りへのこだわりだ
HIROSHIMAアームチェアは、セットになるテーブルの下にしまうとき、いすの肘掛けが天板に引っかからないギリギリの高さに設計されている。
同社の開発部門が提案したアイデアだ。
あえてパーツ売りをしたり、マイクロファンドを利用してファンづくりをしたり…。
新しい売り方のデザインの裏には、世界に通用す
る商品を生み出したいというモノ作りの志が息づいている
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