v11.0
- ID:
- 25066
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0822
- 見出し:
- 耳納杉、福岡産ブランド木材に 色艶や手触りよく
- 新聞名:
- 日本経済新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nikkei.com/article/DGXNZO45201810Q2A820C1LX0000/
- 写真:
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- 記事
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福岡県の筑後地方にある耳納(みのう)山地の一角。
同県うきは市の林道を10分ほど登ると、スギが伐採され、山肌が所々あらわになった光景が目に入る。
ここで育てられているのがブランド木材「耳納杉」だ
山林を管理する浮羽森林組合(同市)や地元製材所などが耳納杉を商標登録したのは2007年のこと。
円高を背景にした安価な木材の輸入拡大で国内林業を取り巻く環境は厳しさを増すばかり。
地元林業の復活を目指し、耳納杉のブランド化の取り組みが始まった。
耳納杉は伐採後、半年かけて天日干しするのが特徴。
機械で乾燥すれば1週間程度で済むが、「色艶や手触りの良さにこだわり、手間をかけて仕上げている」(「耳納杉」産直ネットワークの岩佐賢一代表)
福岡県内の新築木造住宅は年間約1万戸に上るが、耳納杉を使った住宅はこのうち10戸程度にとどまり、ブランドの知名度向上へ向けた道のりはまだ遠い。
今後は箸など小物での利用も検討、アピールに力を入れる考えだ
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