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2011年- 家庭用木製品製造 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 23260
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0123
- 見出し:
- ウメザワ 家庭用木製品製造(名張市
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/mie/news/20120122ddlk24020189000c.html
- 写真:
- -
- 記事
-
家庭用木製品を手掛ける名張市大屋戸の木製品製造会社「ウメザワ」。
プラスチック製品があふれる現代に「国産材のぬくもり」を見直してほしい、と使いやすく工夫した商品開発に挑んでいる。
「若年層にも木の魅力を伝えたい」。
従業員一同の思いだ
約20人が所狭しと機械が並ぶ工場で、木材のカットややすりがけに精を出す。
おひつにすのこ、洗濯板--全てに国産材を使用している。
売り上げの半分を占める主力のまな板は1日3000枚を製造。
上品な木の香りが広がる。
梅澤比呂之(ひろし)社長(65)は「環境を考え、1本の木も無駄なく使いま
す」
まな板は青森ヒバや木曽ヒノキを使う。
厚さ3センチが定番だが、同1・5センチのプラスチック製に比べると扱いにくいのが難点だ。
薄くすると板は反ってしまう。
このため、板目と垂直に交わる木目を縁に組んで反りを防止。
1・5センチの木製まな板の商品化を実現した。
特殊加工による抗菌・防カビ対策にも
力を入れる。
「台所で響く『トントン』という音に癒やされるとファンは多いのです」
元は養蚕業だったが、戦後復興期に市内の農機具メーカーから購入したヒノキの端材でまな板の製造を始めたのが始まり
電子レンジで使えるおひつを筆頭に、100点以上のアイデア商品をそろえる。
昔ながらの道具にひとひねり加え、現代に合ったものに仕立てていく。
かつてどこの家庭にもあった木製品は、近年再び注目を集めているという。
「木の道具には趣がある。
若年層にも受け入れられる商品をこれからも作ります」【矢
澤秀範】
◇ ◇
知恵や技、誇りを胸にものづくりに励む企業を訪問します(隔週掲載)
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■イチオシ!
◇バスマットすのこ
「かびやすい風呂周りを快適に」と、昨年末開発したのが「バスマットすのこ」。
抗菌成分を含んだ青森ヒバ製で、マットの下に敷いて通気性を確保する。
同社のネット通販で注文が急増している。
表面を波形に加工し、通気性と滑り防止を図った。
山形に二つ折りでき、湿ったマットを干すことができる。
梅澤社長の長男で営業部課長の尚史(たかふみ)さん(35)が、折り畳み式の簡易ベッドの布団を掛けておく機能にヒントを得た。
似た商品はあるが、ヒバ材使用は初めてという
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