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    ID:
    24946
    年:
    2012
    月日:
    0802
    見出し:
    南三陸の塩害杉を活用した経木商品によるプロジェクト開始
    新聞名:
    産経新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.sankeibiz.jp/business/news/120802/prl1208021238021-n1.htm
    写真:
    【写真】
    記事
    日本の地産外商を実現するプロジェクトKIZARAでは、林野庁補助事業として東日本大震災の津波で塩害を受けた南三陸町の杉を、日本古来の経木(きょうぎ)の技術で有効活用するプロジェクトを開始しました。
    これにより、南三陸の雇用と産業の活性化を目指します 詳細: http://www.kizara.org/fundraising/ 東日本大震災の津波で塩害を受けた南三陸町の杉たち。
    その杉を廃棄するのではなく一つの資源として有効活用し、南三陸町での雇用の創出と、今激減している経木の技術と設備を継承するべく製作した商品を南三陸町から全国に届けていくプロジェクトです。
    同じ想いのもとに仲間が集い、ついに動き出し たこのプロジェクトの名前はKIZARAプロジェクト。
    この取り組みがこれからの南三陸町、そして日本の林業を活性化する一つのモデルになることを切に願ってこの情報をお知らせ致します <5つの課題を解決するKIZARAプロジェクト> 今、日本は被災地の他にも様々な課題を抱えています。
    このプロジェクトと経木製品はその課題を解決していく可能性を大いに秘めています (1)南三陸町で雇用と産業をつくる! 現在、南三陸町では持続的な収入源がないことが課題になっています。
    そこで、南三陸町仮設住宅自治会会長の渡部正行氏とともに町民の方々の雇用を創出していくべく活動していきます (2)塩害杉をムダにせず資源として活用しよう! 津波によって南三陸町の杉林は海水を被ってしまいました。
    この塩水を被ってしまうと土の塩分濃度が高くなり、木が枯れてしまいます。
    しかし、この枯れた木をガレキとして処理するのはもったいない!この塩害杉を経木の資源として活用することによって新たな商品を生み出していきます (3)経木(きょうぎ)の技術と設備を継承しよう! 経木は主に松を0.15mm~0.25mmに薄く削り出したもので、昔から主に食品などの包装品として使われてきました。
    ただ時代とともに経木を突くことができる職人が激減し、生産量は全盛期の60分の1に。
    このままでは技術、文化ともに消滅してしまいます。
    使用済みのものも環境に優しく廃棄できる経木の製品。
    こ の経木を活かして様々な商品を開発していきます (4)輸入材に負けるな!国産木材を活用しよう! 今日本の国産材は安価な輸入材に押され、森林資源大国でありながら国内における国産材のシェアはなんと2割。
    高度経済成長を経験した日本は人工林が多くあるにも関わらず2割しか使われていません。
    国産材から様々なプロダクトを生み出していくことで国産材を活かしていきます (5)日本の林業、農業、漁業を守ろう! 「林業は分かるけど、なぜ農業と漁業も?」と思われるかもしれませんが、森を豊かな状態に保つことによって川や海の水質が良くなることが確認されています。
    しかし森を健全に保つには適切な間伐が必要で、今の需給、経営状況では間伐ができず日本の森は放置され衰弱している状態です。
    国産材商品 を開発し収益を上げていく事で豊かな森を取り戻すことができれば農業や漁業にも波及していくのです <今後の活動予定> 2012年8月7~9日 経木機械を静岡県島田市の山本経木より南三陸町に移送(2tトラック×2台) 8月中旬 経木機械を稼動 10月初旬  製品販売開始 <KIZARAプロジェクトとは> KIZARAプロジェクトは、森林資源の有効活用のため、薄くスライスした木をプレス加工したお皿の普及を目指す活動からはじまりました。 KIZARAのお皿は、日本のしっかりと管理された森林資源から生み出された木材を活用し、日本の文化と結び付けたプロダクトです。
    そのため、KIZARAのお皿の利用は森を救う事となり、日本の林業のみならず、日本の文化、さらには、森から生み出される豊かな水によって農業・漁業の助けにもなると強く確信 しています この活動が拡張され木製の消費財に焦点を絞った商品開発を実施する様になり、経木のメモ帳が開発されました。 活動コンセプトは「使って守る森がある」 木を使い、循環を生み出すことを目的として活動しています fff:

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