v11.0
- ID:
- 24714
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0705
- 見出し:
- 福島の園児へ積み木 宮津中生、木材を加工
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20120704000019
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
東日本大震災の原発事故による放射能の影響で外で遊べない福島県の園児のため、京都府宮津市の宮津中の生徒が屋内で遊べる積み木を製作している。
宮津高建築科の指導で木材の加工や色塗りに励んでおり、300個を製作して被災地へ送る。
両校が今春、府教委を通じ、郡山市の幼稚園でつくる私立幼稚園協会に積み木の寄贈を打診。
福島第1原発から50~60キロ離れた同市は「放射線量は低下しているが、園児はまだ屋内の遊びが中心」(平栗裕治会長)といい申し出を快諾した。
6月末、宮津中生徒会の3年生8人が宮津高を訪れ、積み木作りを教わった。
建築科の高校生の指導で縦6センチ、横3センチ、幅1・5センチの大きさにのこぎりで切り、積み上げて倒れないかを確認した。
この後、着色剤を2度塗りし、50個を仕上げた。
残りの積み木や収納用の箱は、宮津中生徒会が校内でボランティアを募り、放課後を利用して7月中に完成させる。
生徒会長の直田羽奈さん(14)は「以前は義援金も募りましたが、実際に動いて被災地の園児に協力できることがうれしい」と話していた。
積み木は、宮津高生が別に製作中の遊具と合わせ、8月に郡山市内の3幼稚園へ届けられる
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