v11.0
- ID:
- 24217
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0508
- 見出し:
- 王子紙、木材成分から有価物製造の実証・評価を開始
- 新聞名:
- 日刊工業新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120508cbbd.html?news-t0508
- 写真:
- -
- 記事
-
王子製紙は7日、木材に含まれるヘミセルロースとセルロースから有価物を連続的に製造する実証・評価を行うと発表した。
米子工場(鳥取県米子市)に試験プラントの「バイオリファイナリー効率的一体型連続工業プロセス」を導入し、2014年から開始する予定。
投資額は約80億円。
これまでのバッチ式
から連続式にすることで効率的に製造できるようにする。
生産コストの削減なども図り、早期の事業化を目指す
木材成分を分解処理して得られるヘミセルロースとセルロースから有価物を製造する。
ヘミセルロースを原料とするフルフラールは石油精製の溶剤に使用されるほか、バイオマス由来の化成品原料にも活用が期待されているという
また、セルロースを原料とする溶解パルプは化学や医療など特殊用途分野に加え、一般レーヨン用途の使用を予定している。
試験プラントによって製造される溶解パルプの生産能力は年9万トン
fff: