v11.0
- ID:
- 24178
- 年:
- 2012
- 月日:
- 0501
- 見出し:
- 木材の穴ふさぐ新製法開発
- 新聞名:
- 中国新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201204290174.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
府中家具製造販売の佐々木木工(府中市)が、木材の節穴や割れた部分に金属を流し込む「インゴット製法」を開発した。
木と金属という異素材の組み合わせが、家具や木製小物のアクセントに。
従来廃棄していた木材を利用でき、歩留まり率も向上するという。
新製法は、ウオールナットやナラなどの高級木材の節穴や割れてできた隙間に、250~260度に熱したスズ合金を流し込む。
木材の発火点は400~470度のため燃やさずに加工できる。
従来は端材として焼却処分していた部分を使うことで、歩留まり率が25~30%から60~70%に一気に向上する。
価格は通常の商品と同程度か約1割安くなる見込み。
製法名は金属の塊を意味するインゴットから付けた。
同社は特許を出願中。
家具は「インゴットシリーズ」と名付け、ネット通販サイトとショールームで販売する。
製法は同社での販売を条件に、他社に公開する方針。
川本一徳社長は「世界に一点しかない個性的な表情を楽しんでほしい」としている
fff: