"2011年- 紀州材の商取引 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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    ID:
    23735
    年:
    2012
    月日:
    0314
    見出し:
    中国大連市林社長ら来坊、紀州材の商取引に強い意欲示す
    新聞名:
    紀州新聞
    元UR(アドレス):
    http://www1.ocn.ne.jp/~ks-press/120314.html
    写真:
    【写真】
    記事
    中国大連市の林強・遼寧成大貿易発展有限公司社長らが11日から13日まで御坊市を訪れ、柏木征夫市長や吉田擴御坊商工会議所会頭と紀州材の商取引について意見交換した。
    日高港振興事業として平成20年度から2年間、大連市で行った紀州材輸出入社会実験から交流があり、林社長は改めて 日高港を利用した紀州材の商取引に強い意欲を示した。
    国内外の価格競争は激しく、コスト縮減が大きな課題となっている。  社会実験は遼寧成大貿易発展有限公司、邦人企業の増本木業有限公司の協力で実施。
    遼寧成大にはスギの小径木やヒノキの原木を輸出して中国で販売。
    増本木業はヒノキで洋服ダンスや整理ダンス、サイドボードなど家具を製造して大連市での展示販売、日本への逆輸入・販売を行い、中国市場 での販路確保などで成果を残した。
    実験終了後も商工会議所が林社長らとの交流を続けており、今回の来坊もその一環  12日に柏木市長、吉田会頭を表敬した林社長は「御坊市の木材、日高港に非常に関心を持っている。
    木材は質が良く、顧客から好評を得ている」と評価した上で「今、中国は戦略的に農村環境のレベルアップに力を入れており、今後10年、20年ぐらい建築資材として木材の需要が拡大する。
    1人当たり の紙使用料は日本が500キロに対し、中国は50キロで、これから増えると予想しており、製紙の原料としても木材が必要。
    木材は商売の大きなチャンスだ」と紀州材の商取引に意欲を見せた  大連港では中国で3カ所目となる木材専用埠頭を整備していることも報告。
    乾燥(くんじょう)施設も備えており、林社長は「日本から木材をそのまま輸出できるのでコスト削減につながる」と述べた。
    今は主にロシアやニュージーランド、米国、カナダ、オーストラリアなどから木材を仕入れており、昨年の取扱量 は23万立方メートル。
    日本での取り引きにも力を入れ、今後は民間レベルでのビジネス進展が期待される  ただ、その障壁となっているのが安いロシア材などとの価格競争。
    会議所の佐藤専務代行は「関心を持っていただくのはありがたい。
    紀州材は質が良く、高く買ってくれなければなかなかビジネスになりにくい」と話す。
    木材の伐採や搬出、港までの輸送、輸出等にかかかるコストをいかに抑え、価格競争に勝ち 残れるかがポイントになる。
    会議所は今後も同社らと情報交換など交流を深める方針で、特に遼寧成大は総合商社であるため友好関係を基盤にし、木材以外の農水産物輸出の可能性についても探っていく考え fff:

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