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    ID:
    23108
    年:
    2012
    月日:
    0110
    見出し:
    屋根裏走る北陸線 手作り模型120両
    新聞名:
    富山新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20120110104.htm
    写真:
    【写真】
    記事
    金石東1丁目の喫茶店に鉄道ファンが集まる「秘密基地」があると耳にした。
    来訪者は 1年間で100人にのぼり、JRの新型から旧国鉄まで北陸線ゆかりの手作り模型が走っ ているとか。
    昨年の「雷鳥」、一昨年の「能登」と2年続けて名列車のラストランに乗車 した記者としては見逃せない。
    うわさの基地を訪ねてみることにした。
    (北脇大貴)  うわさの場所は金石中の近くにあるコーヒー&スナック「ボンドール」。
    「いらっしゃ い。
    鉄道が見たいならここじゃなくて上だよ」。
    鉄道模型を愛して半世紀になる髙木靖( やす)順(より)さん(70)が迎えてくれた。
    髙木さんに案内されて2階へと進み、は しごのように急な階段の前に到着した。  階段を上がると、屋根裏の一角に線路を敷いた大ジオラマが目に飛び込んできた。
    精巧 に再現された高架や鉄橋、トンネル、道路。
    「3路線、総延長で10メートル以上。
    全部 手作りです」。
    誇らしげに語る髙木さんの横を、80分の1で再現された、3月で運行を 終える大阪―青森間の寝台特急「日本海」や、昨年末に完成させたばかりのサンダーバー ドが走る。  小中学校時代からもの作りが好きだった髙木さん。
    1959(昭和34)年に鉄道模型 の制作を本格的に始め、金大職員として働きながら、専門雑誌を参考に紙や木材で模型を 作り続けてきた。
    棚には「雷鳥」や貨物列車が並び、これまでに作った模型は約120両 に上る。  大ジオラマを作ったのは退職後だ。
    「模型を造るとやっぱり走らせたくなる」と屋根裏 を改造し、工房も設けた。
    心行くまで鉄道が楽しめる「隠れ家」はいつしか口コミで広が り、鉄道ファンの人気スポットになった。
    昨年は子どもから大人まで100人前後が訪れ 、何度も足を運ぶ人も多い  鉄道ファンとの触れ合いも楽しむ髙木さんだが、寂しく感じていることがある。
    近年、 能登、北陸、雷鳥と北陸線を代表する列車が消え、普通列車も新型に置き換えられている ことだ。
    そのため「多彩な電車が走った北陸線を屋根裏に残したい」と、昨年からはこれ まで作っていなかった旧国鉄時代からの普通列車の車両も制作した。  「のと鉄道の車両も作りたい。
    線路の改良が必要だけど、北陸新幹線も興味あるね」。
    線路は続くよ、どこまでも。
    ふるさとを走る鉄道を愛する髙木さんの思いを乗せ、「がた んごとん」と列車がまた走りだした fff:

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