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ID:
23494
年:
2012
月日:
0215
見出し:
備長炭守る研修会
新聞名:
読売新聞
元UR(アドレス):
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120214-OYT8T01236.htm
写真:
-
記事
ナラ枯れ深刻 すさみなどで20日 害虫防除学ぶ 県内で広がっている「ナラ枯れ」から、備長炭の原木となるウバメガシを守ろうと、県は20日、すさみ町などで、生産者や林業関係者らを対象にした研修会を初めて開催する。
効果的な対処法がないため、被害を受けたウバメガシが放置されるケースも多いといい、県林業振興課は「放置すればますます被 害が広がるだけ。
正しい知識を身に着けて、備長炭ブランドを守るのに役立ててほしい」と参加を呼びかけている。 ナラ枯れは、カシノナガキクイムシという小さな虫が木に穴を開け、ナラ菌という菌を運び込んで水を運ぶ導管を詰まらせ、多くの木々を枯れさせる現象。
繁殖力も強く、集団枯死に結びつくこともある。 県林業振興課などによると、県内では1999年、新宮市熊野川町の熊野川流域で初めて被害を確認。
その後、串本、古座川、上富田、白浜各町や田辺市本宮町などに拡散していった。
被害面積は2008年度の0・05ヘクタールから、09年度は0・29ヘクタール、10年度は0・95ヘクタールと急増。
今年 度は1・92ヘクタールに上り、枯れたのは、ウバメガシなどのカシ類が大半だという。 穴の空いたウバメガシを焼いて炭にすると中のナラ菌も死滅するが、炭としての価値も低くなるため、焼かずにそのまま放置されるケースも多いという。 当日は午後1時から、串本町和深で、ナラ枯れの被害を受けたウバメガシ林の現状を視察する。
その後、すさみ町周参見の周参見公民館で、全国のナラ枯れの実態に詳しく、防除法の開発に取り組む京都府立大の小林正秀・特別講師が「カシノナガキクイムシの被害を食い止めるために」と題して講演 する。
参加無料 問い合わせは、同課(073・441・2962) fff:
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