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2011年- 信念」の親鸞像、1年かけ木彫り |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 49650
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0205
- 見出し:
- 「信念」の親鸞像、1年かけ木彫り 御殿場の横山さん
- 新聞名:
- 静岡新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shizushin.com/news/local/east/20110207000000000026.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
御殿場市ぐみ沢の横山澄夫さん(69)がこのほど、木彫りの親鸞聖人像を制作し、裾野市水窪の長教寺に奉納した。
苦難にまみれて浄土真宗を確立した聖人の厳しい表情を再現するため、1年がかりで研究、彫刻に励んだ労作。
6日に同寺で初公開された
彫像は高さ約1メートル。
譲り受けた直径70センチのモミの木をチェーンソーやのみを使って彫り上げた
親鸞聖人の没後750周年に合わせ、昨年同寺が横山さんに制作を依頼した。
聖人の姿は数々の絵画に残っているが、顔つきはまちまち。
実際の姿を追求しようと、横山さんは聖人の流罪の地、越後を巡った。
鋭い眼光に天を向いた眉尻、絹の襟巻きに数珠姿など特徴を調べ、作品に反映させたという
「苦境の中で新しい教義を編み出した聖人の、厳しい生涯と強い信念を表現した」と横山さん。
同寺が毎週日曜に開く一般来拝でお披露目され、説法に活用された。
同寺の渡辺成道副住持は「聖人の生き方、私たちへの教訓を分かりやすく伝える教材として使いたい」と話した
横山さんは元県職員で環境森林部技監などを歴任。
在職中の15年前に木彫りを始めた。
腕前が評判を呼び、今では「現役時より忙しい」ほどの制作依頼があるという。
これまで約60体を手掛け、無償配布した。
同寺にも阿弥陀(あみだ)如来像など3点を贈っている
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