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- ID:
- 49353
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0104
- 見出し:
- 「絆の森貯金」使う楽しみも 2011年度、木工品などと引き換えへ
- 新聞名:
- 山形新聞
- 元UR(アドレス):
- http://yamagata-np.jp/news/201101/03/kj_2011010300029.php
- 写真:
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- 記事
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森づくり活動の成果を二酸化炭素(CO2)量に換算してためる「絆(きずな)の森貯金通帳」制度を設けた県は、通帳にためたCO2貯金を下ろし、木工品などの記念品と引き換える仕組みをつくる方針を固めた。
「たまる喜び」から「下ろして使う楽しみ」をキーワードに、2011年度は森づくりの輪の一層の広がり
を図る。
この制度は、持ち主だけの口座番号が付与された「貯金通帳」を発行し、森づくり活動の成果をCO2の量に換算して記入する仕組み。
植栽をした場合は1本につき2キログラムなどと、活動ごとにCO2の算定表を作成する。
また、200キログラムで冷蔵庫の1年分、1000キログラムで乗用車の半年分など、削
減の目安も分かりやすく示している。
モデル事業は昨年6月、飯豊町の「源流の森」で始まった。
毎週土日の森づくり活動終了後、インタープリター(森の案内人)らスタッフがCO2量を認定してきた。
県みどり自然課のまとめによると、制度に参加した個人は1772人で貯金量は計約10トン。
団体は55団体(7582人)で、計約527トンの削減につな
がったという。
通帳を見れば、地球環境にどの程度貢献できたかを自分で確かめられるが、同課は「本物の貯金通帳のように下ろして使うシステムがあれば、もっと森づくりに参加しやすくなるのではないか」と“下ろす仕組み”を企画。
ためたCO2量に応じて、間伐材を活用した製品や省エネに関する製品と交換する制度
とすることで、参加者の森づくりに対するモチベーションを上げる工夫を凝らすことにした
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