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    ID:
    52091
    年:
    2011
    月日:
    1109
    見出し:
    技 学び継ぐ「大工塾」 19日、大村で開講
    新聞名:
    西日本新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/272193
    写真:
    【写真】
    記事
    地元の木材を使った伝統構法の家づくりから、林業の現状や環境問題まで学ぶ「九州大工塾」が19日に開講する。
    木造住宅建設に欠かせない大工や設計士の仲間づくりにつなげ、将来的な組織活動に育てる狙い。
    大手住宅メーカーの住宅が広まる中、衰退傾向にある地方工務店や大工業の現状を 少しでも変えたいと、関係者は奮闘している。  九州大工塾の勉強会は、19日から来年2月まで計4回開催する。
    第1回の講義会場は長崎県大村市東大村の山崎寛さん(62)宅。
    徳島県産の杉をはりや柱に使い、軒のひさしを深くする「出し桁」、夏は涼しく冬は暖かくなる土壁を取り入れ、2002年に完成した。
    山崎さんは「以前は一般的な住宅メー カーの家に住んでいたが、見学した木組み造りの家が心地よくてお願いした」と話す  この家を施工したのは「大工池上算規」(長崎市)の代表で、九州大工塾の呼び掛け人である池上一則さん(45)だ。
    「長く快適に住めるよう木の性能を引き出した。
    金物を使わず、将来解体するときも廃棄物を抑えられる」という自信作でもある。  池上さんは、全国の大工有志で07年に設立された「杢人(もくじん)の会」(本部・埼玉県)に所属。
    同会は、木造住宅を造る技術とそれを維持する仕組みづくりが目的で、「同じ問題意識を持った仲間と向上したい」と入会した。
    九州大工塾は、地元でもそうした横のつながりを持ちたいと発案。
    今回は、国土 交通省の補助事業に採択され、長崎、福岡両県の木造住宅や製材所などをめぐり、池上さんや杢人の会の設計士が講師になる。  伝統構法の木造住宅の多くは地方の工務店や大工が施工するが、ピーク時の1980年に93万7千人いた大工就業者は、05年に54万人に減少。
    高齢化も進んでいる。
    池上さんは「私は子や孫の代まで住める家造りを求め、伝統構法にたどり着いた。
    廃棄物の問題や、木の特性を生かす技術に関心 がある人に集まってほしい」と、塾への参加を呼び掛けている。    ×   ×  参加費は4回分1万円(宿泊費は個人負担)。
    定員30人。
    応募は12日締め切り。
    問い合わせは事務局の杢人の会=0493(22)4038 fff:

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