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2011年- 国内初の屋内木製走路 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 51715
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0929
- 見出し:
- 国内初の屋内木製走路「伊豆ベロドローム」
- 新聞名:
- 産経新聞
- 元UR(アドレス):
- http://sankei.jp.msn.com/region/news/110929/szk11092902040000-n1.htm
- 写真:
- -
- 記事
-
「自転車の街に」期待の声
国内初の屋内250メートル板張りトラックを備えた自転車競技場「伊豆ベロドローム」の運営が、10月から伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで始まる。
北京五輪と同じデザイナーが設計、世界レベルの大会も開催可能。
また、一般開放もされており、地元では観光の起爆剤として期待する声もあがっ
ている。
また、施設側は、県民への割引価格も検討するなど、地域とのつながりを重視する姿勢を打ち出しており、県民にとっても朗報といえそうだ
伊豆ベロドロームは、日本サイクルスポーツセンターが平成21年に文部科学省の「ナショナルトレーニングセンター自転車強化拠点施設」に指定されたことを受け、約30億円をかけ建設が進められてきた。
走路には、ドイツから運ばれたシベリアマツの4センチ角材が表面のみならず、縦に7・6メートル積み
上げられている本格仕様で、「五輪や世界選手権といった世界レベルの自転車競技大会が開ける」という。
最大斜度は45度あり、常設観客席は1800ある。
施設側は、これまで世界レベルの大会は屋内板張り施設で開催されているにもかかわらず、日本に同様の施設がなかったことを強調。
今回の新設で、かつて日本発「ケイリン」を世界に知らしめたころの“復権”をもくろんでいる。
また、土日、祝日は一般開放し、30分1500円で体験走行できる。
日本サイクルスポーツセンターによると、「県民には500円引きで利用できることも検討している」(総務部)という。
一方、伊豆市側にとっても、一般客が世界大会レベルの施設を体験できるとあって、今回の施設完成を「自転車の街」としての全国的な知名度向上の絶好のチャンスととらえ期待感も膨らんでいる。
実はこれまで、伊豆を訪れる観光客に向けた「横断サイクリング」を、近隣の伊豆の国市などと実施してきたが、集客効果は今ひとつだった。
今年中にも食べ物や見どころが記載されたサイクリングマップを作成するなどして、観光客の誘致を進める予定で、「今回の施設完成が追い風になれば」(観光経済
部)と期待を寄せている。
29日には落成式典が開かれ、日本自転車競技連盟の中野浩一・選手強化委員長らが出席、テープカットを行う予定。
その後、スピードスケートで五輪出場経験のある自転車競技ナショナルチームの田畑真紀選手らが試走する予定
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