"
2011年- 木材も…指針原案を提示 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
v11.0
- ID:
- 51325
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0817
- 見出し:
- 原発賠償、茶・花・木材も…指針原案を提示
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110729-OYT1T00494.htm
- 写真:
- -
- 記事
-
東京電力福島第一原子力発電所事故の賠償範囲の指針作成を進めている政府の「原子力損害賠償紛争審査会」(会長・能見善久学習院大教授)は29日午後、文部科学省で会合を開き、賠償範囲の大枠を示す中間指針の原案を提示した。
農林水産物の風評被害の対象品目に茶葉、生花を追加したほか、来日予定の外国人観光客の解約や、農水産物、食品などの海外での輸入規制に伴う営業損害への賠償も新たに盛り込んだ。
中間指針は8月上旬に決定される見通しだ
5月の2次指針では、農産物の風評被害の賠償について食用の野菜、キノコなどを対象に、福島、茨城、群馬、栃木4県全域と千葉県の一部を賠償地域とすることを決めていたが、茶葉は含めていなかった。
しかし、暫定規制値を上回る放射性セシウムが茶葉から検出される問題が各地で相次ぎ、対象
品目に追加された。
神奈川、静岡、埼玉など8県の農家を対象とする方向で調整している。
生花は取引数量の減少を踏まえ、風評被害の対象品目に「生花等」と明記された。
福島、茨城、栃木の3県が想定され、このうち福島では木材・木炭も対象となる見通しだ
また、今回、風評被害として盛り込まれた外国人観光客の解約への賠償は、全国の旅行業者や宿泊施設を対象とし、期間は震災から5月までとする方向で調整する。
海外での輸入規制による損害も幅広く認定することにし、今後、具体的な品目や対象時期を詰める。
一方、営業損害に関しては、政府が指定した避難区域内に「販売先、調達先が限られている事業者」を対象に、取引休止などによる「間接被害」を認定することにした。
紛争審査会がすでに決定した福島第一原発周辺の住民の避難費用、精神的損害、出荷制限に基づく農家や漁業者の営業損害などへの賠償も、中間指針の原案に改めて明記された
fff: