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2011年- 木のおもちゃ |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
v11.0
- ID:
- 51063
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0721
- 見出し:
- 癒やし系 木のおもちゃ
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001107190001
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
「コトリ、コトリ」――木製のドングリが坂道をゆっくり転がる手作りのおもちゃ「DONGURI」が、「グッド・トイ2011」に選ばれた。
佐賀市諸富町の「飛鳥工房」が3年がかりで作った。
既に約300セットが売れたという。
広松利彦社長(48)は「自分も使って癒やされているので、大人にも勧めたい」と話す
DONGURIは、愛知教育大美術教育講座の樋口一成教授(工作・工芸教育)が「重力で動くおもちゃがあればいい」と考えたことが発端。
何とかおもちゃに仕上げられないかと地元のインテリアショップに相談したところ、飛鳥工房を紹介されたという
引き受けた飛鳥工房は早速、試作を開始。
しかし、「最初は全く転がらず、約50個も試作を繰り返した」と広松社長。
開発と販路開拓を同時に行い、3年がかりで商品化した
坂になったレールをドングリがゆっくりと転がり、合わせて木の音が響く。
レールはアルダーとウォールナット、ドングリはチェリー、オーク、ウォールナットの3種類の木を使用した。
樋口教授は完成品を見て、「すごくきれい。
多くの子どもの手に届けたい」と感じたという
できあがったDONGURIがテレビで紹介されると、3カ月待ちになるほどの人気に。
広松社長によると、孫にプレゼントする祖父母だけでなく、「若い人が『癒やしグッズ』といって買っていく」という
DONGURIは、NPO法人日本グッド・トイ委員会が選ぶ「グッド・トイ2011」に選ばれた。
広松社長は「今後は、県産木材でも作りたい。
これを機に、毎年賞を取れるよう、一層励みたい」と話した。
レールは5775円、ドングリは3150~3675円。
問い合わせは飛鳥工房(0952・47・5697)へ
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