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ID:
50903
年:
2011
月日:
0704
見出し:
家具とツキ板の相乗効果で盛況
新聞名:
web家具新聞
元UR(アドレス):
http://www.kagu-news.com/1106/110701-sizu.html
写真:
【写真】
記事
全国天然木化粧合単板工業協同組合連合会(略称・全天連、松尾和俊会長)主催の「第32回全国優良ツキ板展示大会」と静岡県家具工業組合(石田裕之理事長)主催の「シズオカKAGUメッセ2011」が、先月7日(火)からツインメッセ静岡で同時に開催された。
開催初日に合同記者会見があり、それぞ れの団体が主催するイベントの趣旨と、今後の活動方針について説明した。 はじめに、静岡県家具工業組合の石田理事長が挨拶に立ち、東日本大震災後の家具業界の動向を分析しながら「震災により、家具の需要のピークとなる3・4月の販売には大きな影響があったが、大きな津波被害が発生した地域以外は、仮設住宅の着工がかなり進んでおり、これから被災地の復興が進 むにつれて家具の必要性はもっと高まってくるだろう。
その際、高価格商品の需要は低いと思うが、一時しのぎの商品ではなく、安価でありながらも生活に潤いを与えられるような家具を提供していきたい」と復旧・復興に対する業界の姿勢を語った。 ツキ板を貼り込んだ車 次に、KAGUメッセ開催に関して、「静岡家具のルーツは大御所徳川家康の時代にまで遡る。
当時の駿府(静岡)は経済・外交の中心で、国内最大の都市だった。
この地で天下人に引き立てられた職人たちの美意識と技は、400年以上にわたって受け継がれ、静岡の地場産業である、家具作りの中に生き ている。
今年のメッセのテーマは“しずおか美技縷々”。
美しい技が長く途切れることなく続くという意味だが、静岡家具の伝統と熟練の技術をベースにして、過去の商品の模倣ではないポリシーを持ったモノ作りがこれからは重要だ。
伝統の技術の上に新しいセンスや創意工夫を盛り込んだ、静岡家具をシズオ カKAGUメッセで是非見てほしい」と述べた。 続いて全天連の松尾会長が「(3月の震災で)私たち組合員の中では大きな被害はなかったが、基材である合板メーカー、或いはMDFメーカーが大変な被害を受けたということで、合板基材の入手が大変困難になっている。
特に復旧用の資材の提供ということでは、何とかいろいろなところから調達して、少し でも早い復旧・復興に向けて、組合員をあげて応援していきたい」と被災者に向けてエールを送った。 ツキ板を貼り込んだギター 優良ツキ板展示大会については、「静岡県家具工業組合との共催は今年初、大変有意義な大会になった。
ツキ板のエンドユーザーで、日々需要のある家具工業組合の方にツキ板とはどんなものなのかを知ってもらうにはよい機会だ。
ツキ板の使用法の提案など、家具業界との活発な交流が図れるのでは ないかと大変期待している。
例年は会場にツキ板を並べて審査し、入札するだけの大会だったが、今回はツキ板の認知度を高めることを主眼に、ツキ板の魅力発信ということで、製造過程を解説したツキ板探求ツアーや新しいツキ板の利用法をさぐるコンテスト「天然主義大賞Ⅲ」も実施する。
加えて全天連 加盟の協同組合による、ツキ板を使用した見ごたえのある展示物もお見せできるので、是非、会場に足を運んでほしい」と大会をアピールした。 さらに、ツキ板の利用促進と業界の発展を図ることを目的に、10月18日を「ツキ板の日」に制定したことを発表、全国に9つある全天連傘下の各協同組合が、林野庁の「木づかい運動」と併せて、ツキ板のPR活動を行うという fff:
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