"2011年- 廃材処理 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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    ID:
    50717
    年:
    2011
    月日:
    0610
    見出し:
    廃材処理で大幅増産 アクトの木材洗浄剤  
    新聞名:
    徳島新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.topics.or.jp/localNews/news/2011/06/2011_13075840725.html
    写真:
    【写真】
    記事
    東日本大震災で発生した廃材の処理に役立つとして、アクト(吉野川市)が製造する木材洗浄排水処理剤「水夢(すいむ)」が注目を集めている。
    水質汚濁の原因となるタンニンやリグニンを分離除去する薬剤で、これまで菌床シイタケの汚水処理用に生産してきたが、被災地の製材・産廃業者らから問い合 わせが相次いだため、生産量を年間100キロから120トンへ大幅に引き上げる。
       水夢は天然鉱物のゼオライトや酸化ケイ素が主成分。
    排水に処理剤を加えてかき混ぜることで、木材72 件からしみ出る茶褐色の廃液に含まれる有機化合物タンニンや、不溶性繊維質リグニンが分離され吸着する。
    処理剤1キロで2立方メートルの汚水処理ができる。
    単価は1キロ当たり1200円  本県が生産量全国一を誇る菌床シイタケから出る汚水を浄化するため、同社が県立工業技術センターと共同で2年前に開発した。
    水夢はリグニン・タンニンの平均除去率、濁りの解消度を示す濁度除去率はともに90%以上を達成。
    処理後に生じる凝集沈殿物に含まれる有害金属は、すべて基準値の1 0分の1以下を記録した。
    土壌改良材としても活用できるという。  タンニンやリグニンが含まれる木材72 件の廃液は、有害物質でなく法規制はないものの、そのまま河川に流すと透明度が下がるなどの問題が生じる。
    また、津波による廃材は塩分を含んでおり、燃料や建築資材への再利用には塩分除去が必要だが、洗浄の際にリグニンなどを含んだ排水が出る。  このため、震災後、被災地での廃材処理に使いたいとの打診が増え、あらためて水夢の有用性が確認された格好。
    尾北俊博社長は「低価格で使いやすい処理剤。
    少しでも被災地の役に立てれば」と話している。
    問い合わせは同社<電0883(24)8887> fff:

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