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2011年- 戦前の木製遊漁証発見 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50457
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0513
- 見出し:
- 戦前の木製遊漁証発見 県発行、珍しい資料
- 新聞名:
- アットエス
- 元UR(アドレス):
- http://www.at-s.com/news/detail/100027830.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
静岡市葵区内牧の海野存(たもつ)さん(70)がこのほど、昭和9年(1934年)に県が発行した木製の遊漁証を発見した。
河川名は記されていないが、海野さんは「亡くなった父親に安倍川や藁科川での釣りを許可した遊漁証ではないか」とみている
遊漁証は縦7センチ、横5センチ。
「静岡県」の刻印とともに、海野さんの亡父の祐一さんの名前、「安倍郡美和村内牧」と書かれた住所、発行日の日付「昭和9年6月30日」などが記されている。
裏面には「遊漁証の携帯の必要性」「漁業禁止区域内での漁の禁止」など、注意事項が5項目載っている。
近
所の親戚宅で見つかり、海野さんが譲り受けた
祐一さんは1943年に亡くなった。
当時海野さんは3歳で「父の思い出はほどんど無い」という。
「釣り好きということも知らなかった。
でも自分も大のアユ釣り好き。
血は争えない」と感慨深げ
安倍川と支流の藁科川の漁を管理する安倍藁科川漁協が現在発行している遊漁証は腕章かワッペン。
松永信一郎副組合長によると、昭和20年代まで遊漁証は木製だったという。
松永副組合長は「あまりに昔のことで(この遊漁証の)有効期限や正確な許可区域などは分からないが、非常に珍しい資料
。
大切にしてほしい」と話した
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