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2011年- ペレット自動供給装置開発へ |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50279
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0417
- 見出し:
- 苫小牧のイワクラ ペレット自動供給装置開発へ
- 新聞名:
- 苫小牧民報
- 元UR(アドレス):
- http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11041504.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
建築用木材のイワクラ(苫小牧市晴海町、後藤英夫社長)は、木質ペレットの自動供給装置付きタンクの開発を始めた。
今年度中の完成を目指し、来年度以降にも販売に乗り出す。
同時に木質ペレットをタンクに補給する専用車両の試作も開始し、手間が掛かっていた補給作業の省力化を図る。
タンクに据え付ける自動供給装置はコンプレッサーや配管などで構成。
配管の中に入った木質ペレットを圧縮空気で飛ばして暖房に直接送り込む。
タンクの容量は1・1立方メートルで、約700キロの木質ペレットが保管可能。
プラスチック、スチール、木製の3種類で同社がメーカーや道立林産試験場と共
同開発する。
同社は昨年までに試作機を製作。
技術的に実用化が可能と判断し、経済産業省の補助事業を活用して製品化に踏み切った。
価格は20万円前後を想定。
はじめに事業所での普及を目指し、一般住宅向けも視野に入れる。
同社は業界団体を通じ、環境省に購入助成制度の創設を申請する考えだ
配合飼料の輸送に使われるバルク車をベースに、補給車両も試作する。
木質ペレット暖房は、円山動物園が大型ボイラー3基を導入したほか、札幌の小中学校も2基の導入を予定するなど大型化が進んでいる。
だが大型ボイラーの場合、木質ペレットが入った袋をクレーン車で吊り上げてタンクに補給しなければならないため、手間とコストが課題だった。
灯油と同じように車両で簡単に補給できる体制を整え、木質ペレットの普及拡大につなげる。
同社技術開発室は「自動供給装置の導入を目指すメーカーがあれば、技術提供も考えたい。
環境に優しい木質ペレットの利用促進につながれば」と話している。
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