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2011年- 浸食防ぐ木柵設置 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50095
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0328
- 見出し:
- 筑後川の「宝島」守ろう 10年後に消滅危機 浸食防ぐ木柵設置
- 新聞名:
- 西日本新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/233885
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
大川のNPO法人
長年の浸食で消滅の危機にある筑後川下流域の中州「宝島(通称)」を守ろうと、大川市のNPO法人「大川未来塾」(阿津坂芳徳理事長)が26日、土留めのための木柵を試験的に設置した。
未来塾によると、古くから廃船の解体所があった宝島は、安全祈願として船舶に積んでいた古銭が大量に埋もれていたため、その名が付いた。
昭和のころには、大野島などの子どもたちが古銭探しを楽しんでいた。
浸食は潮流変化などが原因とみられ、満潮時の面積は1600平方メートル(長さ200メートル、最大幅15メートル)と、10年前の3分の1に激減。
10年後には消滅の恐れがある。
木柵設置は、土砂流出を防ぐとともに、打ち寄せられた土砂を内側に堆積させ、中州の面積を広げる狙いがある。
作業には、大川青年会議所や住民有志を含む約30人が参加。
水際にあらかじめ打ち込んでいた50本の丸太くいの間に木板120枚をはめ込み、長さ50メートル、高さ1メートルの木柵を完成させた。
効果が確認できれば、設置場所を広げていくという。
阿津坂理事長は「市民に親しまれてきた場所だけに、何とか浸食を食い止め、子どもたちが遊び回れる親水活動拠点にしたい」と話している
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