"2011年- 町内会館が木造建築普及の設計コンペ |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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    ID:
    50048
    年:
    2011
    月日:
    0305
    見出し:
    県産木材ふんだんに、町内会館が木造建築普及の設計コンペと補助金活用で生まれ変わり/平塚
    新聞名:
    カナロコ(
    元UR(アドレス):
    http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103060019/
    写真:
    【写真】
    記事
    平塚市内の老朽化した町内会館が今春、県産木材をふんだんに使った木の香り漂う地域の拠点に生まれ変わった。
    木造建築の普及を目指したユニークな設計コンペ制度「住(す)・緑(み)・家(か)」と県の補助制度を活用したのが特徴。
    県産木材の利用を促す上で、モデルケースの一つとなりそうだ  完成したのは、平塚市諏訪町の「新諏訪町会館」。
    木造平屋の建物の広さは約200平方メートルで、床や壁、天井などはすべて国産木材が使用されている。
    このうちヒノキなど県産木材の占める割合は66%にも達する。  間伐材を有効活用した県産木材。
    それをたっぷりと使用した地域拠点の完成は、長い目で見れば、荒廃した森林の活性化を図り、林業の再生の一助にもなる。
    2月19日に地元で行われた竣工(しゅんこう)式には、県産木材の利用促進を進める県の農政関係者も出席。
    「丹沢などの神奈川の森林で生産 された県産木材の良さを皆さんに実感してもらえる施設ができた」とエールを送った。  県産材を中心とした国産木材100%使用の地域の拠点。
    その誕生を可能にしたのは、二つの支援制度だ  一つは設計面での後押し。
    新町内会館の設計に当たって地元町内会は、県建築士事務所協会と県木材91 件業協同組合連合会が業務提携して2006年から始めた設計者選定コンペシステム「住・緑・家」を利用した。  低額(10万円)の費用で複数の建築士から木の魅力を引き出す別々の設計を提示してもらえるのがメリット。
    今回は、別々の建築士から示された3案の中から、会館建設委員会のメンバーが協議の末、デザインを選定。
    同コンペシステムを活用して建設される自治会館・公民館の第1号となった。  資金面では、県産木材を50%以上使用した木造公共施設に2千万円を上限に建設費の半額を助成する「県森林整備加速化・林業再生基金事業」(全額国庫)を活用した。
    建設費3800万円のうち1800万円をこの基金からの補助金で確保。
    残額を前々から新会館建設のために積み立ててきた自己資 金と平塚市からの補助金で賄った。  新装なった町内会館は、県産木材活用のPR役も担うため、4月1日の正式オープン前は地域に無料開放される。  県は今後も町内会館・自治会館など身近な施設への県産木材91 件の活用を推進する方針。
    ただ、林業再生基金は国の補正予算を活用した時限事業で、2011年度で打ち切られる予定。
    12年度以降もこれに代わる手厚い補助が継続できるかが、その成否を握っている fff:

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