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- ID:
- 46161
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0527
- 見出し:
- 鹿沼の12社、木工アウトレット開店 29日から 業界再興に期待
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100525-OYT8T01276.htm
- 写真:
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- 記事
-
「木工の街」として知られる鹿沼市の木工関連の事業所12社が共同で、同市内に建具や家具のアウトレット商品などを販売する店舗「Woody Outlet(ウッディ アウトレット)かぬま」を29日、オープンする。
木工関連のアウトレット店は県内で珍しく、価格の安さと豊富な品ぞろえで、木工製品を身近に感じて
もらいたい考えだ。
売り上げが減少する中、丈夫でぬくもりが特徴の木工製品をPRし、業界全体の活性化につなげたいとしている。
規格外の木工製品やこれまで処分していた建築時に出る端材を生かそうと、森林組合や木工関連業者などが企画。
4月中旬に、有志12社が店名と同名の運営団体を設立した。
セールスポイントは豊富な品ぞろえ。
扱う商品は柱や板などの資材から、机やイスなどの家具まで100種以上に及ぶ。
一般人が作ったラックなども、ガレージセール感覚で販売。
商品によっては半額以下で提供していく“破格さ”もポイントで、国産家具だが手が届きにくいイメージはないという。
会員からの出資金(各10万円)や出品者からの手数料(売り上げの20%)などを運営費に充てるなどし、販売価格の抑制に努めるとしている。
店は、木工関連業者が集積する鹿沼木工団地(同市茂呂)の空き倉庫(約330平方メートル)を利用する。
キャッチフレーズは「木工の秘密基地」。
運営団体の田代博会長(68)は「傷物でも良いものがひそかに売っているなど、どんなものがあるか宝探しのように楽しめる店になるよう願いを込めた」と話す
木工団地内という立地条件を生かし、建具や資材のサイズが合わない際に、団地内で切断や研磨などの客の要望に応えるサービスも人気を呼びそう。
木工製品は売り上げの減少に伴い、関連業者も1993年の294事業者に対し、08年は134事業者に減るなど、販路拡大や業界活性化が急務だ。
将来的には、新製品の発表会や木工教室の開催も計画していくといい、田代会長は「店を通じて、木の良さを知ってもらい、鹿沼の木工業界の再興につなげ
ていきたい」と意気込んでいる。
6月6日までは毎日、その後は毎週金曜から日曜に開店する。
営業時間は午前9時から午後5時まで。
問い合わせは栃木ダボ製作所(0289・65・2591)へ
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